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シネマ歌舞伎 京鹿子娘五人道成寺、二人椀久

シネマ歌舞伎に行きました。

 

 

京鹿子娘五人道成寺

 

 

前回「寝落ち」で見逃した場面があるので、2度めの鑑賞です。

場面の合間に出演者のインタビューがあります。

聞いてると、中村屋の2人と梅枝、児太郎は捉え方が違うのが興味深いです。

全員が「共演できてうれしい」といいつつも、
勘九郎&七之助は同じ目線で花子をやってる。他の2人は玉三郎を「高い所にいる方」とも思える表現です。


とはいえ、5人が並ぶ道成寺は壮観です。坊主が20名もいるし、歌舞伎座ならではの豪華な舞台。
綺麗なような、怖さもあるような。

 

七之助がよかったかな。体の使い方がきれいです。


二人椀久

この演目は「寝落ちトップ3」のうちに入ります。どこに原因があるかわかりました。

・ほとんどが夜の場面で暗い。
・唄も入るが、セリフなしの舞踊は眠くなる

とはいえ、嫌いではないです。舞台2回、映画2回みてますから(笑)

 

今回、どうにか流れがわかった気がします。
今風にいうとファンタジーですかね。

 

愛しい人が現れて、一緒に踊る。しかし、それはつかの間で上着を残したまま太夫が

去ってしまう。

 

勘九郎の表情がいいです。

 

 

 

2月の歌舞伎座 -外の様子など-

東劇で映画をみた後、木挽町広場に立ち寄りました。

 

知人がある店でバイトしているので、試食をいただきながら雑談。

昼-夜の入れ替え時間帯で各売店は混雑してました。

束で買うお客さんもいて立て込んできたので、「また来ます」と撤収しました。

 

今月の演目にちなんだグッズコーナーは忠臣蔵のようかんと切腹最中が売り切れ。

 

・2年前の国立劇場(10-12月)では絶賛発売中だったのに

・演舞場の舟木公演では閑散としてたのに

 

さすが「襲名公演」って感じです。

1月よりも盛況かもしれません。夜の部奇数日はほぼ空席なしとか。

 

1F売店のクリアファイルも、12月に続いて完売あるかも・・・

15日は写真と新ストラップ(連獅子)をチェックします。

1/20 元禄忠臣蔵 御浜御殿

 

出演者の配役が見事にはまってました。

 

・江島@新悟、お喜世@米吉が逆ではいけない。それぞれキレイです。

・松也の殿様っぷりがよかった。(昨年の氏真-蹴鞠坊主がちらついたが)

・みっくんはどんどん上手くなってる

・意地悪そうな腰元の目つきが笑えた。

 

花見に列席したいと義理の妹のつてできた助左衛門。お家復興の話をききだそうとする綱重。

けど、板の間と屋敷での会話はなかなか進まず、本音がみえない。

 

吉良を撃ちたいが「やめとけ。君1人が動いて家中の者は路頭に迷うだろ」と

さとす綱重。

 

お喜世が「夕方、余興で能があります。その時に手引きします」と

いうので槍を片手に舞台の下にもぐりこむ。剣先を向けた相手はなんと綱重。

 

「あんなじじい、そのうち老衰でくたばる。今は時期ではない」

そして、江島に「アホーとして外に放り出せ」との沙汰が。

 

綱重、いい人です。遠山の金さんだったら「獄門」か「遠島」ですよ。

 

浅草の演目では時間が長めですが、見応えがありかつ華やかです。

1/14 モンブラン 

浅草の3大メニューは「天プラ・そば・すし」というけど、私的には

「天プラ・そば・洋食」かな。

 

今回は洋食にしようと数件をチェック。向かったのはモンブラン。

雷門通りにあるとわかったのですが、歩けどみつからず。mapをみると、

尾張屋の先らしい。つまり、田原町寄りです。

 

店先にはノートがあり、すでに3組まち。約20分後に呼ばれてカウンターへ。

 

夜はハンバーグ+セットメニューがお得、とリストにでているので

「ミニコース」もいいかなと思いました。しかし、パンがつくのはいいけど

デザートつきでもコーヒーなし。それなら、ご飯・みそ汁つきの

サラダセットをセレクト。

結果、あたりでした。外で待ってたのでみそ汁であたたまりました。

 

サラダは「ミニ」ではない。がっつりいただきました。

 

 

回りをみると、いろんなチョイスでお食事する方がいます。

・カップルは、ワインとハンバーガーを1皿ずつでシェア。

・お子様連れはお子様セットかな。

・女子2人はハンバーグとミニコース

 

厨房はフル回転。

メニューの多さに加えて、おみやげや出前にも対応していて大忙し。

 

雷門通りから松が谷では10分程度(バイクでも)かかりそうです。

telで「混み合ってるので1時間かかります」と。

 

 

1/14 引窓・京人形

 

引窓

 

数年前の「挑む」で松也は南与兵衛をやりました。今回は初役での濡髪。

もともと体格がよいので、もっさり感がよくでてます。

 

お早は米吉。ときどき郭言葉がでるのが玉にキズ。

今回のポイントは夫婦ではなく、母と子のきずな。

 

実子は大事だが、義理の息子にも手柄をたててほしい。

指名手配中の長五郎をしばるおかやとお早。

 

しかし、南与兵衛は

「いま、何時だ。日が暮れたら自分の仕事はおわりだ。盂蘭盆会が

あるからまぎれて行け」と逃がす。

 

引き窓のヒモをひく加減と、親子の微妙な関係が泣かせます。

 

 

京人形

 

 

甚五郎が花を片手に帰宅。女房へのみやげではなく、「太夫に」買ってきたといいます。

 

そして、「太夫と宴会するので、仲居の役を頼まれてくれ」と。

普通なら、「なんで人形のために私がお運びするのよ」と怒るところですが、この奥方は

「はいはい」とお酒やつまみを持ってきます。

 

箱からだした太夫をながめつつ、一献。ところが、知らない間に動きだす。ビックリする甚五郎さん。

しかし、動きがどうも男っぽい。そこで手鏡を懐にいれると女性らしい動きになる。

しばし楽しんで、再び箱へ収める。

 

かくまっていた姫様に追っ手がきたのでウラから逃がします。それをしらない奴が甚五郎に切りつけ、腕を

ケガします。

 

直後に追っ手が大勢来て、立ち回り。職人なので刀のかわりにのみやカンナで相手をします。

悪者のはっぴの背中は大和屋の紋(主演の家の紋を入れるようです。松竹座では松緑の四つ輪をみました)

 

巳之助、新悟が行儀よくやっていました。人形可愛かったです。